Le 8 février 2012 Pondichéry :

ポンチィシェリ インド7日目 

昨日の夜からドラマは始まった。フランス人がやっている安宿は、清潔だけがとりえであると思うが、困ったことがおきた。天井のファンの音がヘリコプターなみにぐるんぐるん音がする。まるでここはベトナムの戦場? 私はその音が嫌いで寝るときにつけたくない。というか壊れたように気違いじみて回っているので、いつ落下してもおかしくない。彼もこの音は嫌いだが、インドでは天井のファンをつけてないと寝られない。私も静かだったらつけたい。蚊の防止になるから。この部屋には蚊を避ける匂いを出すものがない。私は蚊に狙われやすい体質。蚊にぼこぼこにされるのだ。 
安宿の主人はかわいそうがって、1階の彼のうちのひとつのベットを貸してくれた。 

我々は、必要なものだけ抱えて3階から1階のそのベットに行ったが、私はたまらなかった。部屋が主人たちのベットルームと続いてるのでプライベートがない。だから旦那だけ残してもういちど自分の部屋に戻った。旦那はもちろんご機嫌斜め。ご機嫌斜めで興奮して不覚にもカメラを床に落としてしまってお互い青くなった。馬鹿者。 

部屋に帰って、結果は寝れたけど、どうも ぐ っ す り とは寝れなかった。蚊との戦いで3匹も殺してしまった。ガンジーの尊敬から私は蚊さえ殺さないというのを何年も続けているが、アマゾンの森でも我慢に我慢したが、今回はだめだった。なんだかいらいらしてかと戦って3匹を殺してしまった。旦那に腹が立ったのかもしれない。 
蚊が嫌なので電気はつけたまま。コンピューターで写真の整理して眠たくなったら寝てしまおうと考えた。 

こうして満月の夜は奇妙に終わった。 

朝が明ける。私達は、やっぱりここには泊まれないといって、フランス人の主人に去る旨を告げると、かわいそうがって新しい宿を紹介してくれた。斜め向かいだった。 

そこは100ルピーほど高かったが、なんと部屋がコロニー建築を改造して作られていたので、とても素敵だ。女主人は、インド人の顔して実は、完璧なフランス語を話すフランス人。コロニー時代から脈々と続くインドの血のフランス人。私達は似ているねえと笑いあった。似てない点は彼女のフランス語は完璧。私は日本人顔してフランス人であるからその点はとても共通性を感じお互いに笑いあった。 

その後、またツーリストオフィスに情報を集めに行った。インドのヒンズーのマーケットに行くことに決定。インドとフランスのアダプターがほしいといったらいい地区を紹介してもらった。インドらしいエリアである。マーケット大好き。本当の生活がある。活気がある。気取ってない。いいなあ、やっぱし。インドはインドだ。 

その後、午後から、インフォーメーションオフィスが開催している半日バス観光案内に参加。なんと100ルピー。冷房つきよ。 
行った場所は教会とか、寺院とか、オーロラビルとか。。。行った場所より行った人たちが面白かった。インド人団体。かなり人懐こい。やっぱりみんなで写真とりごっこをする。 

フランスコロニーの地区に帰ってきたら、やっぱりこの雰囲気は好きになれない。 
一番判りやすいたとえだと、まるで六本木や麻布なんである。なんか外人がつ~んとしている。それで、インド人が家来のように最高のサービスを上げてるって感じ。お金持ちのインド人が、私は普通のごみはいてるインド人とは格が違うのよって感じで遊んでる。店は立て込んでなくて表から見ると大げさな看板はない。知る人は知ってるんだというような店構えで、店から店がかなり遠い。気持ち悪い。 

私はやっぱり、屈託のないインド人が好きだ。インド人にかしづかれて、マダム、プリーズなんて呼ばれると背筋が寒い。 

といいながらも、ここはヘリテイジホテルのレストラン兼バー兼コンピューター屋兼サイバーカフェ。冷房が効いている。コーヒーは50ルピー。やすいって? いや、コーヒーは道端では6ルピー。ちょっといい感じのカフェだと17ルピー。50はとっても高いのでした。 
フランスコロニーの地区くそ食らえと思いながら、蚊のない冷房の効いたカフェでこうして書いている都市人間の私が居る